七夕をモチーフにしたキーホルダーを作りたい──
そう思ったとき、ふと湧いてきたのは2つの疑問でした。
「CO2レーザーでレジンって加工できるのだろうか?」
「レジンで封入作品を作っている作家さんたちは、ビーズなどの小さなパーツをどうやって正確に位置決めしているんだろう?」
この2つの疑問が頭から離れず、実際に自分の手で試して確かめてみたくなりました。
さっそくレジンを購入し、加工の実験と制作に取りかかることにしました。
本記事は実験・記録を目的としたものです。UVレジンへのレーザー加工は一般的に推奨されていません。
実施する際は、必ず集塵脱臭装置(活性炭フィルター搭載)を使用し、十分な換気を行ってください。有毒ガス対応の防毒マスクを着用することを推奨します。
Podeaとしては、レジンへのレーザー加工を公式にはおすすめしません。
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今回の加工に使用したのは、以下の3機種です。
Runcer35
CO2レーザー加工機。今回の主役であり、レジンの切断と彫刻に使用しました。
集塵脱臭機
レーザーでレジンを加工すると、強烈なにおいと有害な煙が発生します。
これをそのまま吸い込んでしまうのは、正直かなり危険です。
作業中の空気を吸引・ろ過してくれるこの装置は、健康を守るために必須だと感じました。
排煙機
煙や揮発性のにおいを屋外に逃がす装置。レジン加工時の臭気対策として併用しました。
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まず最初に試したのは、**そもそもCO2レーザーでレジンが加工できるのか?**という点。
実際にやってみたところ──
切断加工も彫刻加工も、問題なくできました。
赤い枠の穴が切断加工を行った箇所です。
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設定:P15 / S10 / 繰り返し加工:1回
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