素敵な木目がたくさん並ぶ中からこの子をチョイス。レーザー加工してみた。
4月中旬から各地で開催されたクラフトフェアをいくつか巡り、現場の雰囲気を感じながらリサーチしてきました。革細工や鉱石、木工など多彩な作家たちと交流する中で、意外な出会いや発見がありました。
その中で特に惹かれたのが、カエデの「縮み杢(ちぢみもく)」と呼ばれる美しい木目を持つ端材。本来は捨てられるような小さな木片を丁寧に仕上げ、唯一無二のクラフト作品として販売しているとのこと。手に取ってその木目キーホルダーとして購入しました。
今回はその縮み杢の木片に、Podea-01を使って彫刻をしてみます。一点物の素材には、カメラ機能がとても役立ちます。
さっそく加工に取りかかりましょう。
今回は、前回【無料ツール Adobe Fresco で作成したキャラクター】と、別途用意しておいたデザインを組み合わせて刻印してみます。
レーザー加工では、「どれだけ正確な位置にデータを置けるか」が重要ですが、それ以上に「加工対象が動かないこと」が大前提です。位置が完璧でも、素材がズレてしまえばすべてが台無しになります。
以下の手順で進めていきます。
位置決めのまえに位置固定・重要!
InkScapeのメニューにPodeaエクステンションからカメラキャプチャーができます。
カメラ取り込みをした後にデザインデータを配置します。
デザインデータの位置合わせをしたらデータ転送をして加工します。
レーザー加工機の魅力は、デザインデータを変えるだけで、どんな素材にも自在に対応できるところ。特に、端材のような一つひとつ形も模様も違う素材に、ピタリと合わせて加工できるのは本当に気持ちいい体験です。