「簡単そうに見えて、実は試行錯誤の連続:カップスリーブ作例の裏側」

試行錯誤

データを作って、レーザー加工をして、サクッと完成させている・・・

そんな感じで記事を作っていますが、この作例ができるまでには、数えきれないほどの試行錯誤と没案の山がありました。

レーザー加工機と素材の特性を理解し、デザインを練り直し、改良を重ねてようやく辿り着いたこの一品。どのような過程を経て生まれたのか、制作の裏側を少し覗いてみませんか?

スリーブのデータ準備

スリーブはどんな構造なのか、よく知らなかったためハンドメイドしている方々が無料で提供してくれているスリーブの型紙をダウンロードさせて頂きデータを作成しました。

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コピー用紙に印刷し、実際に紙コップに巻きつけて確認すると、穴の位置や紙の厚みと革の厚みの違いなど、様々な気が付きや問題点が見つかりました。

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切断とエンボス加工の調整

最初は革を切ることを考えておらず、はさみで切り出していたため、仕上がりに納得できませんでした。そこで、切断もレーザー加工機で行うことに方針転換しました。社内レビューで金具を取り付けるアイデアも出たため、デザインを改良し、エッジ部分にRをつけて、キーホルダーツールを付けられるようデータを再設計しました。

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切り口が汚いので加工機で切り出せるようにデータを作成し、柄の変更とエッジ部分にRをつけて金具をつけてキーホルダーツールつけられるようにデータを作りなおしました。

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